お気に入り駅


個人的に気に入っているJRの駅やその特徴などをまとめてみました。

小和田駅

静岡県 JR飯田線
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秘境駅の代表格の1つとも言える凄まじい秘境駅。
駅からは狭い細道が続くだけで、車や徒歩で辿り着くことはできない。
その為、日本でも有数の「列車でしか行けない駅」とされている。
静寂だけが支配する、深い深い山奥にひっそりと存在する駅である。
更に駅舎は古い木造であり、これがその雰囲気を更に引き立てる。
本当に異次元の世界に迷い込んだかのようなとんでもない場所にある。
ただでさえ尋常でない世界なのに、そこに駅があるというのだから本当に信じられない。
夜になるとその静寂な雰囲気と木造の駅舎が絶妙にマッチし、凄まじい演出をする。
一体何の為にこんな場所に駅を作ったのだろうか?
人家は1km離れた先に1件あり、郵便物などは全て鉄道から届けているようだ。
一応4km程離れたところに集落があるという話ではあるが…。
この駅の凄さは言葉ではとても言い表せない。是非自分の目で実際に確かめてもらいたい。

この駅は以前、「小和田正子様」と苗字が同じであることから(読みは異なるが…)
縁起のいい駅として一時期大ブームを起こし、大勢の人々で賑わったことがある。
そこで結婚式を挙げたカップルもおり、当時の写真も飾られている。
駅近くにある「愛」の字が描かれた椅子はその時のものらしい。
そんなブームも過ぎ去った駅は再び静寂だけが支配する駅となっているようだが
現在は秘境駅ブームの影響で訪問者もかなり増えてきているようである。

大畑駅

熊本県 JR肥薩線
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日本で唯一、ループ線の中にスイッチバックがあるという凄まじい地形の駅。
このあたりの地形の悪さを知ることができる。
そんな場所にある駅は当然人家などなく、一般の利用者は皆無と思われる。
駅舎は非常に古く立派な木造であり、中には大量の名刺などが貼られている。
1日2往復走る観光列車「いさぶろう」「しんぺい」でも案内してくれる。
秘境に満ちた素晴らしい雰囲気の駅である。
「矢岳駅」「真幸駅」も素晴らしい木造駅舎と秘境感でお勧めの駅であるが
やはり1番のお勧めといえばこの駅に限るだろう。
列車は観光列車を含め1日僅か5往復しか走らないが、なんとか訪れたい駅。

土合駅

群馬県 JR上越線
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通称「日本一のモグラ駅」と言われる駅。
上りホームは至って普通の駅だが、下りホームはなんと地下70mの場所にある。
そこから地上には462+24段の階段を上らなくてはならない。
その所要時間は案内板によると10分だとか…。
東京の地下鉄で最も深い六本木駅でさえ深さは42.3m程度なので、その深さがよく分かる。
元々は単線だったこの区間は、技術がまだ未熟で長いトンネルを掘れず
土合〜湯檜曽間ではループ線を設けるなどして標高を稼いでいた。
その後は技術も進んだ為、ループ線を通らない長さのトンネルで下り線を作り
その結果、上下線が大きく離れてこのような駅が生まれたらしい。
上りホームをよく見ると当時はここで列車交換が可能であったことが分かる。
下りホームも元々はエスカレーターを設置予定だったらしく、異常に幅が広くなっている。

列車は1日5往復しか走らないが、シーズン中は越後中里止まりの列車が水上まで運転することもある。
マリンブルーくじらなみ号など、臨時列車も出たりするので事前に調べておきたい。
駅前は民宿がある程度で人家は皆無だが、谷川岳の玄関口とも呼ばれる駅である為
夏場は大勢の登山家が訪れ、どの時間帯でも賑わうので雰囲気の割に秘境感は薄いかもしれない。
ここへ訪れる際は是非下り列車で訪れ、階段を自力で上ってみて欲しい。

小幌駅

北海道 JR室蘭本線
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秘境駅訪問家の牛山さんが日本一の秘境駅に認定した駅。
しかし列車本数の少なさを除けば小和田駅のほうが上のようにも感じる。
だがこちらも素晴らしく、国道は通るもののそこに辿り着ける道はなく
駅を降りても行き場がなく、両隣をトンネルに囲まれた凄まじい場所にある。
駅からは海岸へ続く道があり、そこはまた別世界となっているが辿り着くのも難しい。
普通列車も通過が多く、停車する列車は上下合わせて8本となっている。
いずれ筆者も海岸を訪れてみたいと思っている。

この駅で有名なのは駅待合室に住んでいる「仙人様」の話。
しかし2006年末頃に亡くなってしまったらしく、現在は待合室も撤去されている。
筆者は亡くなる前の3月に1度だけ会うことができたが、小汚い格好ではあったが
とても優しい感じの人ですぐに意気投合し、色々な話をした。
話を聞く限りでは過去に色々酷い目に遭ってここに来ているとのこと。
どうやら近くでバイトはしていたようだ。
ストーブに木を入れる手つきはもはや現代人とは思えない程に凄い手だった。
本当によくこんな場所で生活できるものだと驚いてしまった。

峠駅

山形県 JR奥羽本線
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赤岩〜大沢間の4連スイッチバックの続いた駅の3つ目。
山形新幹線開業によりスイッチバックは全て廃止されたが、当時の跡は残っている。
最も注目されるのは超一流の秘境駅である「赤岩駅」のほうだが
筆者はあえてこの「峠駅」に注目してみたいと思う。
赤岩駅のような無人地帯ではないが、こちらも中々秘境感の溢れた駅であり
人家は峠の力餅本舗がある以外は何も見えないような場所にある。
携帯の電波も届かない、まさに何もない駅と言える環境にある。

この駅は先述の「峠の力餅」で有名であり、現在でも列車到着毎に駅売りの声が響く。
しかし1日6往復しか列車の来ないここで買っていく人はいるのだろうか…。
話によると、別の観光客による需要は結構あるとのことで少し安心した。
駅はスノーシェードの中にあり、昼間でも薄暗くなる。
冬は豪雪地帯で、冬に訪れた際はその雪の高さに驚くばかりだった。
登山でも有名なのか、重いザックを持った筆者は列車内で登山家と間違えられてしまった。

上白滝駅

北海道 JR石北本線
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1日1往復しか列車の通らない凄まじい場所にある駅。
あの「楓駅」が廃止された今では恐らく全国で最も列車本数の少ない駅だろう。
元々この先には「天幕駅」「中越駅」「奥白滝駅」という更に凄まじい駅があったが
2001年6月末を持って3駅とも廃止されてしまった。
天幕駅以外は信号場としての役割は保っている為、天幕駅以外は木造駅舎が残っている。
更に「上越駅」なるもっと凄まじい駅もあったが、こちらは30年も前の国鉄時代に廃止されている。
こちらも信号場として駅舎は生き残っている。
これら4駅がなくなることで、上白滝〜上川間は34.0kmという長さになってしまった。
当時は在来線で最も長い区間ということで知られるようになったが
2004年3月に「楓駅」が廃止されたことにより、新夕張〜占冠間が34.3kmで抜かれてしまった。
途中の駅はいずれも凄かったと思われる為、せめて駅舎だけでも見に行きたいものだが
先述の通りその距離は34.0km…とても歩いていける距離ではない。

そんな上白滝駅だが意外と駅前に人家は多く、定期利用も地元のおじさんが1人だけいる。
筆者が訪れた際もその人はいたが、どうやら遠軽駅まで訪れているようだ。
更に1件だけ商店もあり、他の駅と比べてそこそこ利用者が見込めることから
この駅だけが奇跡的に廃止を免れることができたのだろう。
古い木造駅舎は他の駅同様で健在。しかし冬季はその駅舎を隠すように除雪されている…。
そして先述の通り列車本数は1日1往復。朝7時頃の下り列車と、夕方17時頃の上り列車があるのみ。
鉄道での訪問手段を取るなら駅寝をしろと言ってるようにしか思えない扱いである。
ただ、隣の白滝駅とは3km程度しか離れていない為、そちらから歩いて訪問する手もある。
そんな状況である為、この駅が廃止されるのも時間の問題である。
駅前の商店も当然経営は苦しいようで、賞味期限が2ヶ月も切れたカップ麺まであり
なんとそれを理由にタダでくれるなどというサービスまで受けてしまった。
もちろんそれでは申し訳ないので別のものを買うことにはしたが…。
暫く色々な話をして盛り上がった。いつかまた訪れてみたいものである。

備後落合駅

広島県 JR芸備線・JR木次線
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木次線の終着駅であり、芸備線との乗換駅で主要な駅である。
…が、そのはずなのに駅は深い山中で廃屋ばかり目立つような場所にある。
かつては有人駅で賑わっていたというが、当時の面影は全くない。
最近鉄の世界に目覚めたばかりの筆者にとっては非常に興味深い駅である。
全ての列車はこの駅止まりとなるが、いずれかの列車とは必ず接続があり
大体数分で発車してしまう為、訪問時はそれなりの覚悟が必要になる。
三次方面の列車は7〜8本程度あるが、新見方面、木次線方面は1日僅か3往復しかない。
本当にこんなところが交通の要所なのかと驚いてしまう。
山田線と岩泉線の乗換駅である「茂市駅」もビックリの凄まじさである。
一応乗換の他、地元の学生による利用もそれなりにはあるようだが…。

この駅を訪れた時にはいくつかのエピソードがある。
三次方面から終電で訪れ、駅寝をした際にはなんとこの駅で降りる地元民がいた。
その人は備後西城駅から乗車してきた。ここで最後の1人が降りていったので
いよいよ自分1人になるのかと思っていただけに驚きである。
しかも向こうから話しかけてきた。筆者を普通の人間ではないと思ったのだろう。
その人は鉄道事情には詳しいようで、色々なことを話してくれた。
ここを訪れる人は相当マニアックだという。
別の日に訪れると今度は新見方面から公衆電話を使う人がやってきた。
どうやら車での迎えを呼んだらしいが、後々に話を聞いていると
どうやら姫新線の「美作落合駅」と間違えていたらしいことが判明する。
この時も別の鉄道に詳しい地元民がおり、その人に色々助けられ
どうにか姫新線に辿り着き、事なきを得たようだ。
鉄道事情の詳しさを聞くと、本当にここには何かがあるような気がしてならなかった。

宇都井駅

島根県 JR三江線
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土合駅とは正反対で、今度は地上から30mの高さにある橋上の駅である。
エレベーターなどの設備は当然なく、116段の階段を上る必要がある。
まるで塔のような建物となっており、かなりインパクトのある光景が広がる。
ここは三江線内で最も最近である1975年に開業した浜原〜口羽間にあり
技術の進歩によりこの区間はほぼ一直線に路線が貫いている。
そして真下にある集落の人々の利用者の為に強引に駅を作った結果こうなったようだ。
このあたりはどの駅も人家がとても少ないので、この人家の多さを見ると
相当大きな駅に感じられてしまうのが恐ろしい。だが利用者は当然少なめである。
駅前はとても静かである為、そんな場所にあるコンクリの塊は完全に周囲の風景から浮いている。
そんなミスマッチな風景がまた見ていて面白かったりする。
列車は1日4往復しか通らない為、訪問も困難になってくる。

姨捨駅

長野県 JR篠ノ井線
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日本三大車窓の1つに数えられる駅として非常に有名な駅。
スイッチバックのホームから見えるその景色はまさに感動ものである。
景色自体は駅での停車時間中に大体十分眺めることができる。
スイッチバックによる方向転換もそうだが、特急との交換にもよく長期停車する。
しかし最近では駅構内にスイッチバックとこの景色に関する音声つきの案内があり
それらを見る為にもこの駅で降りてみる価値は十分にあるだろう。
これまでに紹介した駅とは違って列車は1時間に1本はやってくるので
気軽に訪問できる駅なので是非1度下車してみるといいだろう。



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